26. 座談会を終えて感じたこと
- 4 日前
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更新日:4 日前
〜 行動することで生まれる「副産物」 〜
フィロソフィー
■ 物心の幸福を追求し、働きがいのある環境を創る
■ 心と言葉を尽くす
お疲れ様です。 少し時間が空きましたが、このタイミングで伝えたい内容をまとめたので、読んでみてください。
先日、このブログがスタートしてから初の試みである「座談会」を実施しました。短い時間ではありましたが、参加してくれたみんな、本当にありがとうございました。
今日は、この座談会を終えて私が率直に感じたこと、そしてここから始まろうとしている「ちょっと面白い企画」について共有したいと思います。
理念を「腹落ち」させるための10年
まず、なぜ私がブログを発信し、社員に向けたアンケートを取り、座談会まで開いているのか。 結論から言うと、これは「社内のコミュニケーションを円滑にし、会社の理念(フィロソフィー)を浸透させていくための施策」のひとつになるからです。

みんなに私の思考や会社の大きな方向性を知ってもらう。そして、ただ読むだけでなく「これってどういう意味ですか?」と直接壁打ちできる関係性を築けるようになりたい。そんな想いで発信を続けています。今回は、その意思疎通の場としてアンケート実施後の「座談会」を計画しました。
あの中川政七商店ですら、理念を社内に浸透させ、社員全員が腹落ちして行動できるようになるには「最低でも10年はかかる」と言っています。組織というのは、号令一つで急にバーンと変わるものではなく、日々の積み重ねで徐々に徐々に変わっていくものです。 このブログや座談会も、10年がかりで同じ方向を向いていくための、大切なプロセスの一つだと思って続けています。
ちょっと話は逸れますが、FIFAワールドカップ2026で話題となった、ノルウェーの応援団の映像を見たことがあるでしょうか。サポーターや選手たちがスタンドやピッチに座り、太鼓のビートと「Ro!(ロー=ノルウェー語で『漕げ』)」という叫び声に合わせて、バイキング船のオールを漕ぐ動きを全員で完璧にシンクロさせるパフォーマンスです。始まりはサポーターのひとりが隣人らと共に小規模で試行されたパフォーマンスですが、ワールドカップの本大会では観客席と選手たちが一体となって船を漕ぐパフォーマンスを披露。これが見る人を圧倒し、感動させてくれました。 会社も同じです。ひとつの船に乗る仲間全員が、同じ方向を向いて、同じタイミングでオールを漕ぎ始めた時、その船はものすごいスピードで進み、とてつもないパワーを生み出します。私たちは今、そのための「仲間づくり」をしている真っ最中なんです。
対話が生んだ親近感と、仕事の「アドレス(構え方)」
では実際に「座談会」をやってみて、どうだったかというと、私自身にも大きな心境の変化がありました。
今回、パートのリーダーの方も参加してくれたのですが、限られた時間でも直接話したことで、私からも声をかけやすくなりました。翌日、現場に入った時も「ちょっとこれお願いね」と今まで以上にスッと自然に言えたり、「分かりました、社長、やっておきます!」と彼女とのコミュニケーションもより取りやすくなったと感じました。
みんなからしても、「社長は見てないようで、ちゃんと見ているんだな」という安心感に、少しは繋がってくれていたら嬉しく思います。
また、座談会の中では、人間関係や仕事のスタンスについての悩みも出ました。 私はこれをよくゴルフに例えるのですが、ゴルフは「アドレス(構え方)」でショットの8割が決まると言われています。つまり、構えが悪ければ、どんなに力一杯スイングしてもOBゾーンに飛んでいってしまう。
コミュニケーションも全く同じです。相手の良いところも悪いところもある程度「許容する」というスタンス(構え)を作ってから向き合わないと、すぐにOBを打って疲れてしまいます。自分の感情に振り回されず、仕事のスタンスを整える。そんなヒントも、対話を通じて少しずつシェアしていけたらと思っています。
「走りながら考える」からこそ生まれる副産物
もうひとつ、座談会というアクションを起こしたことで、思いもよらない面白い展開が待っていました。
バローホールディングスの経営理念の一つに「先取り」という言葉があります。 これは、人よりも早く動くことで軌道修正する時間を確保するということなのですが、早く動いて修正している間に、必ず「副産物」が生まれるんです。会議室で議論しているだけでは絶対に出ないアイデアが、動くことでポロッと出てくる。
今回の座談会から生まれた最高の副産物、それが「赤津キッチン」です。
経緯を話すと、座談会の中で「今度はこのメンバーで二次会をやろう!」という流れになり、であれば、GROUND MINOのキッチンスタジオを使って、調理免許を持つ赤津が料理を振る舞うっていうのはどうか?という話になりました。

会議費を使って食材を仕込み、自社のキッチンスタジオで、彼が本気のお品書きを用意した「シェフズテーブル」を開く。そして美味しいご飯を食べながら、部署の垣根を越えて会社の未来を語り合う。
これって、私たちのフィロソフィーである「五感で味わう食文化」を体現しつつ、社内のコミュニケーションも深められる、めちゃくちゃ良い企画だと思いませんか。この案が自然と生まれ、その場でいた全員が「それいいね!」と沸いたのは、みんな想像できるんじゃないでしょうか。
「家業のあたたかさ」と「世界基準の仕事」の両立
私たちが目指しているのは、ドライで無機質な大企業ではありません。 大手企業から来たメンバーなど、外の世界を知っている人たちが「なぜうちの会社に長くいてくれるのか」を考えると、そこにはローカル企業ならではの「家族のようなあたたかさ」があるからだと思っています。
ただ仲が良いだけのぬるま湯ではなく「家業のあたたかさを残しつつ、大手にはできない世界基準のクリエイティブな仕事をする」。これこそが、井澤コーポレーションの最強のストロングポイントです。
「赤津キッチン」については、まずはテスト企画で新しい社内のコミュニケーションの場としてやってみます。そして、プロさながらの料理と楽しそうな座談会の様子も、このブログで発信していくつもりです。
やってみないと、何が起きるか分からない。だからこそ走りながら考えるんです。 これからも、会社の理念を浸透させていくという壮大な船出を、チーム一丸となって面白がりながら、進んでいきましょう。
井澤コーポレーション/ ART HOME DESIGN フィロソフィー
このブログで語られる私たちの挑戦は、すべてこのフィロソフィーに基づいています。
【PURPOSE】
うつわの可能性をひろげ、五感で味わう食文化をつくる
【VISION】
井澤コーポレーション
産地と食卓をつなぐ、セラミックプロデュースカンパニー
ART HOME DESIGN
産地と食卓をつなぐ、セラミックデザインカンパニー
【MISSION】
井澤コーポレーション
For Customer:美濃焼の可能性を引き出し、物語とともに届ける
For Industry:作り手と使い手の接点を増やし、産地に貢献する
For Society:当たり前を塗り替え、持続可能な窯業を確立する
For Employment:物心の幸福を追求し、働きがいのある環境を創る
ART HOME DESIGN
土と食を探求し、土の都・美濃に貢献する
時代を読み解き、世界との多面的なつながりをつくる
産地と世界から着想し、デザインで食文化を創造する
【VALUES】
to Think:美味しいを哲学する
to Communicate:質から逃げない
to Make:心と言葉を尽くす
to Live:暮らしを楽しむ



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