06. なぜ「知ること」が、仕事の価値を根底から変えるのか
- Eriko Tsuchida
- 11月17日
- 読了時間: 3分
〜 「知っているか、いないか」で仕事の価値は全く変わる 〜
フィロソフィー: 質から逃げない/心と言葉を尽くす

お疲れ様です。
前回は、私が握っていたのが固いロープではなく、ただ伸びるだけの「ゴム」だった、という苦い失敗談を話しました。では、どうすればそのゴムを、もう一度、強い絆のロープに戻せるのか。今日はその話をしたいと思います。
先日、AKOMEYAの社長とバイヤーの方と会う機会がありました。驚いたことに、その方は、私のインスタに上げている動画や発信内容を、一緒に事前に全部見てきてくださっていたのです。私たちが何をしようとしているのか、その根っこにある想いを、深く理解してくださっていました。
そこで私は、正直ハッとさせられました。 と同時に、こう自問せずにはいられませんでした。 「では、私たちの仲間は、この会社の物語をどれだけ自分のこととして分かってくれているだろうか?」と。
もちろん、皆さんが日々の業務に追われて忙しいのは、痛いほど分かっています。会社の理念や哲学といった、すぐに数字になるわけではないことは、後回しになるのも仕方ないかもしれません。
しかし、これだけははっきりと伝えておきたい。
私たちが何を大事にして、どこへ向かっているのか。その会社の根っこの部分を「知っているか、知らないか」で、日々の仕事の価値は全く変わってきます。

同じ作業をこなすのでも、その背景にある想いや物語を自分の言葉で語れるかどうか。そこには、天と地ほどの差が生まれます。自分の仕事への誇りも、お客様に伝わる熱量も、全く違ってくるのです。
給料のため「だけ」ではなく、その「仕事の価値が変わる瞬間」を味わってもらいたいと、本気で思っています。
昔は、少人数だったから、私が力技で「こっちだ!」と引っ張っても何とかなっていました。しかし、組織が大きくなった今、そのやり方はもう通用しません。むしろ、不信感を生むだけです。
私が目指しているのは、私が「あっちへ行くぞ」と決断したとき、みんなが同じ方向を向いてくれる。そんな信頼関係のあるチームを、一緒に作っていきたいのです。
私たちに残された時間は、そう多くありません。
11年前に「この指とまれ」と叫んでも誰も来なかった。でも、時間をかけて信用を積み重ねてきた今なら、多くの人が振り向いてくれるはずです。この時間をかけて築いてきたものを、今度は社内で、もっと深く、確かなものにしていきたい。
これを「絵に描いた餅」で終わらせるつもりは、全くありません。
仲間と共に、この会社をもっと強いチームにしていきましょう。
このブログでの「仲間」の定義
※ 仲間=友達ではない。リスペクトを持って、互いに共通の目的を持って動くのが仲間。
井澤コーポレーション/ ART HOME DESIGN フィロソフィー
このブログで語られる私たちの挑戦は、すべてこのフィロソフィーに基づいています。
【PURPOSE】
うつわの可能性をひろげ、五感で味わう食文化をつくる
【VISION】
井澤コーポレーション
産地と食卓をつなぐ、セラミックプロデュースカンパニー
ART HOME DESIGN
産地と食卓をつなぐ、セラミックデザインカンパニー
【MISSION】
井澤コーポレーション
For Customer:美濃焼の可能性を引き出し、物語とともに届ける
For Industry:作り手と使い手の接点を増やし、産地に貢献する
For Society:当たり前を塗り替え、持続可能な窯業を確立する
For Employment:物心の幸福を追求し、働きがいのある環境を創る
ART HOME DESIGN
土と食を探求し、土の都・美濃に貢献する
時代を読み解き、世界との多面的なつながりをつくる
産地と世界から着想し、デザインで食文化を創造する
【VALUES】
to Think:美味しいを哲学する
to Communicate:質から逃げない
to Make:心と言葉を尽くす
to Live:暮らしを楽しむ


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