04. 「土」の価値を伝える「土育」から始める、第2次日本クラフト運動。
- Eriko Tsuchida
- 11月11日
- 読了時間: 2分
更新日:11月12日
2018年、Facebook投稿より②

まず絶対的に価値共有しなければいけない事があります。
この2年間、業界内の様々なジャンルから情報を集めている時に、美濃の原料メーカーであるカネ利陶料の岩島会長に出会いました。
会長の話から我々の業界が元々持っている大きな財産に気づかされました。
それは『土』です。
美濃を含め東海地区の産地で取れる土は昔、東海湖という琵琶湖の6倍もある湖に沈んでいました。
その後何億年もかけ(正しくは1千万年)、地殻変動で隆起し湖の底にあった土が地表近くに出てきたものを掘って、原料として使っています。
土は地球誕生以来、長い時間をかけてつくられてきた私たちの貴重な財産です。
土は無限なものではなく有限なものです。
だからこそ価格訴求品ではなく、想いのこもった価値訴求されたモノへと循環させなければなりません。
土には素晴らしいストーリーと他のどんな素材にも負けない価値があるにもかかわらず、今まで誰もその価値を明確にユーザーに伝える行動をしてきていません。
土の歴史や価値を理解しユーザーに伝える『土育』が必要だと私たちは考えます。
ではどう伝えるのか?
まず土の「価値や理念」を「モノ」に表現し、一番ユーザーに伝えやすいのは陶芸作家や手仕事の窯のクラフトマン達です。 私たちは全国のクラフトマン達を全力でサポートし土の価値をPRして行きたいと思います。
まずはユーザーに知ってもらう環境を作って行きましょう。
その第一歩として『TOUKI .net』というポータルサイトを作ります。(※2025年、現在こちらのポータルサイトは存在していません)
このサイトを使って、土の価値やクラフトマン達の情報をユーザーに向けてPRしていきます。
国内・海外でのイベントや異業種とのコラボレーションも企画しています。
私たちが表現したいのは『同志的結合』です。
同じ志を持った人たちが集まり一人一人の小さな力を結合させ大きな力に変える事です。
テーマは『第2次日本クラフト運動』。
戦後まもなく、若手陶芸作家たちによって起きたクラフト運動を再度起こしましょう!
サイトへの掲載は無料です。
まずはユーザーに利用価値の高い環境を作る事が最大の目的です。
一緒にこの価値を表現して頂ける同志を募っています。
引用:2018年1月、井澤秀哉 Facebookより


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