01. はじめに① このブログを始めたきっかけ。
- Eriko Tsuchida
- 11月9日
- 読了時間: 3分
更新日:11月14日
〜 なぜ、今、私たちは同じ物語を語る必要があるのか 〜

お疲れ様です。
今日から、私の言葉で会社の今と未来を語る、このブログを始めることにしました。
初めに、なぜ今、私がこのような場を設けようと思ったのか、その背景にある正直な想いを話したいと思います。
私たちは「理念経営」を掲げ、1年がかりで会社のフィロソフィーをまとめたブランドブックも作成しました。ホームページも刷新し、社外の方々にも私たちの理念を伝えられるようになっています。
しかし、です。 その理念が、まだ社内に浸透しきれていない。それが、私が今感じている大きな課題です。
「理念が大切だ」と言われても、それをどう自分の仕事に結びつけ、どう行動に移せばいいのか分からない。あるいは、そもそも会社への思い入れを強く持つ、という感覚が掴めない。
そう感じているスタッフ(仲間)がいても、無理はないかもしれません。
会社を成長させていく上で、「ブランディング」は不可欠です。しかし、世間に向けて発信する「アウターブランディング」の前に、まず取り組むべきことがあります。それが、社内にいる私たち自身が、同じ価値観を共有する「インナーブランディング」です。
このブログは、まさにそのためのものにしたいという想いでスタートしました。
本来であれば、私がスタッフ(仲間)と面談し、直接想いを伝える時間を設けるべきなのでしょう。しかし、現実的には全員と膝を突き合わせて話す時間は、なかなか作ることができません。だからこそ、この場を設けました。
私が今、何を考え、会社をどこへ導こうとしているのか。その想いを受け取ってもらうための、一つのコミュニケーションツールです。
そして、このブログを進めるにあたり、ひとつ、大切にしたいルールがあります。
それは、私たちが語る一つひとつの挑戦や日々の仕事が、私たちのフィロソフィーのどの部分に繋がっているのかを、明確に示していくことです。

例えば、MINO SOILのような取り組みは、ミッションのひとつである「美濃の可能性を引き出し、物語と共に届ける」を体現しています。
サーキュラーエコノミーへの挑戦は「持続可能な窯業を確立する」という項目そのものです。
そして、at Kilnという場は「作り手と使い手の接点を増やし、産地に貢献する」という役割を担っています。
こうして一つひとつを紐解いていくと、理念というものは、ある日突然生まれたものではなく、私たちがこれまで無意識のうちに行動してきたことの結晶なのだと、再認識できるはずです。
このブログが、私たち全員が同じ物語を語るための、最初のページになることを願っています。
井澤コーポレーション/ ART HOME DESIGN フィロソフィー
このブログで語られる私たちの挑戦は、すべてこのフィロソフィーに基づいています。
【PURPOSE】
うつわの可能性をひろげ、五感で味わう食文化をつくる
【VISION】
井澤コーポレーション
産地と食卓をつなぐ、セラミックプロデュースカンパニー
ART HOME DESIGN
産地と食卓をつなぐ、セラミックデザインカンパニー
【MISSION】
井澤コーポレーション
For Customer:美濃焼の可能性を引き出し、物語とともに届ける
For Industry:作り手と使い手の接点を増やし、産地に貢献する
For Society:当たり前を塗り替え、持続可能な窯業を確立する
For Employment:物心の幸福を追求し、働きがいのある環境を創る
ART HOME DESIGN
土と食を探求し、土の都・美濃に貢献する
時代を読み解き、世界との多面的なつながりをつくる
産地と世界から着想し、デザインで食文化を創造する
【VALUES】
to Think:美味しいを哲学する
to Communicate:質から逃げない
to Make:心と言葉を尽くす
to Live:暮らしを楽しむ


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